アイデアは、「材料収集」→「材料の消化」→「孵（ふ）化過程で作られる、と。あれこれと情報を加工して思考を巡らせた後で、問題を放り出し、できるだけ問題を心の外に追い出してしまうのである。十分に孵化した時点で、「ふとした瞬間」にあたるアイデアの誕生の時が自然にやってくるのだという。考えに考え抜いている時には、良いアイデアが浮かばない。
が、その問題を忘れた頃、何気ない瞬間に不意に「わかった！ これだ！」ということを多くの人が何度も経験しているのではないだろうか。解説を地球物理学者の竹内均氏が書いているが、その中にも興味深い記述がある。
財産は計り知れないものがあると言われています。
様々な発明品がこの「ひらめき」から生まれ、すばらしい発明を行い、財産を残してきました。
いくだけでなく、先を予想して行動すると能力や、物事を整理して考え、仕事を現代に生きる私達にはなくてはなら能力なのです。
誰もが持つ能力のひとつなのですが、有名な社会・経済学者でもパレートの法則によると、世の中には 「ひらめき・アイデア」を上手に活用できる人と、８０％のできない人にわけることができるそうです。
誰にでもアイデアを作る能力があると言われているのに、この差とは何なのでしょうか人はその使い方を知らないということです。
発想力、「ひらめき・アイデア」は誰もが持つ能力の一つです。
それを活用して富を得られる人と得られない人との違いはなんでしょう？
実は、方法を学ぶことなのです。
能力があっても、操縦方法がわからないとうまく活用できませんよね。
作り方は、ミラクルでも超能力でもありません。
習得することで誰にもその能力は身につきます。
掛け算が出来る、活字の名前が覚えられる、都道府県名を言える・・・ しかし、これらが出来ない中卒の有名企業の社長はおられます。
１９８８年に出版されたアメリカでもとても有名な広告代理店のスーパー営業マンでもあるジェームス・Ｗ・ヤングが書いた「アイデアのつくり方」にわかりやすくかかれていました。
能力が「ひらめき・アイデア」を作る
まず原理を知ることから始まります。
既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもありません。
そのため、たくさんの基礎を知り、覚えることはとても大切なことなのですね、しかし、それだけで終わると、単なる「物覚えの良い人」で終わってしまいます。
基礎の知識、経験から関連性を作り、新しいものを生み出すことそれが発想力であり、 「ひらめき・アイデア」を作り出す源です。
この二つがアイデアを作り出すとても大切な原理となるそうです。
続きまして、アイデアのつくり方を具体的に考えて行きましょう。
ジェームス・Ｗ・ヤングが書籍で伝えているように、アイデアを作り出す過程はほとんどがこのような順序で行われます。
多くの方が納得されるであろう方法ですが、アイデアがでないときは、この過程のどこかの手順を飛ばして行っていることが多いようです。
順序をゆくことで、アイデアは作られると記してます。
では、アイデアを作り出す過程を行くことにしましょう。
ステップＢＹステップ＜５段階の過程について
段階 資料集め多くの人がこの過程を忘れがちで、座禅をして霊的にアイデアが降りてくることを期待してしまいがちですが、アイデアは知識（経験）
この作業が大切かがわかるでしょう。
特殊資料とは、アイデアを出したい専門的知識（資料）で一般資料とは、日常に見て聞いて感じること（最近の新しい商品や、多くの人が共感する事象）つまり興味のあるものを資料として集めておくことが大切です。
何度も言いますが、アイデアは既存の要素の組み合わせであって、日常の知識と専門的な知識が組み合わさって生まれることが多いのです。
日常で興味を持って過ごすことは、アイデアを出すことにも大切な要素であるんですね。
第二段階 資料を分析する資料集めという仕事をやり終えたあと、今度は集めた資料に目を通し、個々の資料に一つ一つ触ってみることをします。
その資料から、組み合わせを考え、関係を探ってみます。
その時に、既にアイデアのたまごが生まれつつあることが多いので、必ずメモに記しておきましょう。
学術的には右脳の働きが優位になったときにといわれていますので、自分の想像力や感情を刺激するものに心を移すことが大切になります。
リラックスすることも一つの行程であることを知りましょう。
第四段階 アイデアを誕生させる多くのアイデアは瞬間に訪れます。
お風呂に入っているときや、散歩をとき、朝目覚めたときなど。
前に資料を一生懸命作り、煮詰まったあと、お風呂にゆっくりとつかり状態で休息を取り、うとうとしているときに、ハッとアイデアがひらめく・・・こういったことがアイデアを出すときに行われる過程です。
第五段階 アイデアを具体化させ、そこで生み出されたアイデアは乳児のように未完成であることが多いので、次は現実的に有用性を見出せるかを確認してみる。
アイデアは人に刺激され、魅了されるので、その人々が手をかしてくれるでしょう。
こんなときに「ひらめき」が生まれやすいんだそう
■ぼんやりしているとき■電車やバスに乗っているとき■人と別の話をしているとき■散歩をしたり、レコードを聴いたりしているとき■お風呂に入っているとき■トイレにいるときかおるこが住む京都には「哲学の道」があるんですが・・・
銀閣寺から南禅寺に抜ける一時間の道のりの小川沿いに「哲学の道」とよばれる散歩道があります。
歩きながら考えるには良いところで、アイデアがあふれてくるような神秘的さが観光スポットです。
人は誰でもそこを歩くと不思議に気分や休まり、ふつふつと豊かなアイデアがわいてきたりします。
自己暗示としての効用も隠されていることがわかったそうです。
そこがあなたの「発想のラッキーゾーン」だから
何か斬新なアイデアを思いついた場所は、何度でも利用しましょう。
逆手にとり、「発想のラッキーゾーン」をつくってしまおう
「そんな場所はない！」とお思いのあなたへ。
・・・ということで、お気に入りの場所を「発想のラッキーゾーン」に仕立て上げることも、おすすめです。
周りの風景、音、香りなどが混然一体とひらめきの瞬間をよみがえらせてくれるでしょう。
ちなみに、かおるこの「発想のひらめきゾーン」は、「帰宅途中の小道」と、「お風呂の中」「大阪までの京阪特急電車の中」、そして「近くのレトロな喫茶店」です。
電車にメモとペンがなければ、売店で絶対に購入しなければ気がすまない！！っていうほど、かおるこにとってはアイデアが生まれやすい場所なんです（＾−＾） 「ひらめく」時に必要な環境とは・・・
つまり、緊張もなく、ゆったりとした環境の中で、あなたの心が解き放たれていることが、ひらめきの条件になっているのでしょう。
お寺には、著名な政界人、スポーツ選手が瞑想に来ると言いますが、やはり能力が人こそ、発想力を大切にし、環境を整えることにも気を使っているのでしょう。
以前、発明品を送り出し、何億円と稼いだ主婦は、緊張も生活の中で、ひらめきを生み、それが成功につながっていったと話していました。
五感の中でも脳にダイレクトに信号を送る嗅覚を利用する・・・つまり、アイデアを引き出す香りを準備しておくのも良いかもしれません。
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