いまはスチュワーデスとは呼ばなくなって、フライドアテンダントと言いますが、本メルマガでは、スチュワーデスで通します。
皆さん、スチュワーデスって、どんな人種かご存知ですか?高学歴、高身長、高収入、美人で見栄っ張り、背筋を伸ばして肩で風を切って歩く高ピーな女、そんなイメージを持っていませんか?
中には、そんな人もいますが、そんな人は逆にどんな職場にもいるのでは?ほとんどは普通の女性なんですよ。
職業に就いている女性と違うのは、男性たちが彼女にしたがるナンバーワンだってこと。
裏返せば、一般女性の敵ってことになりますね。
男性にちやほやされて、世界中を飛び回り、芸能人や有名人となれる?そんなことは例外中の例外。
荷物を運んだり、狭いギャレーで汗だくになって働き、お客様の吐いた物の始末、急病人の手当て、酔った客の対応、苦情の処理、そしてセクハラ・・・本当にたいへんな仕事なんです。
どこかでストレスを発散しないと身が持たないので、業界裏情報を暴露しちゃいます。
どうか聞いてやってください。
第一回 ≪体育会系の縦社会≫
スチュワーデス(私たちはプライベートでは”デス
いう
カッコいい制服、男性に好かれ、外国にただで行ける職業など、華麗なイメージを持っている人がほとんどだけど、本当はとっても厳しい世界なんですよ。
スチュワーデス同士、上下関係の厳しさは体育会系のノリ、厳しい縦社会なんです。
目安にされるのは年齢ではなく経験、いつ入社したか(何期入社かということ)で決定されて、退社するまでそれは続くんです。
一期でも早い人には絶対服従。
口答えなんてとても。先輩が「あのカラスは白い」と言えば、カラスは白いという世界です。
私の同期の中には、先輩の顔色を見るのに疲れて転職した人もいるし、ノイローゼ気味で、病院通いしている人もいます。
怖いのは「仕事もできないくせに・・」という言葉。
胃が痛くなっちゃいます。
初フライトのスチュワーデスは、それだけで緊張しちゃって体が動かない。
先輩たちにとっては足手まとい。
トイレで泣くことも。
言葉が飛んでくる。
あ〜ぁ、私は何のためにスチュワーデスになったのかしら・・・初フライトで怖い先輩スチュワーデスと組むことになった新人スチュワーデスの偽らざる心境です。